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新築住宅を購入、新生活を始める上でまず最初に重視しておきたいのが「家具計画」です。どんな家具をどのように配置するかによって、お部屋の効率性や今後の生活環境が決まってしまうことになりますからね。

安易に考えて、いままで使用していた家具(置き家具)をとりあえず持ち込んで使っておこう・・などというのは、後々新居生活環境を悪しくさせる要素となりかねないもの。今回は、『生活環境の安全性』という側面から家具計画のポイントについてお話してみたいと思います。

地震災害によって異なる教訓。

古くは、関東大震災をもたらした関東地震。この時は「火災」が大きな要因となって、多くの死者が発生することとなりました。そして近年、阪神大震災(阪神淡路沖地震)が地震災害として、多くの死傷者数を記録した自然現象となっています。

この時は「住宅倒壊(古い木造住宅やピロティー形状を有する建物など)による死傷者」が多数出たことが社会的に大きな問題としてクローズアップ。建築構造の基準見直しなど、現在につながる様々な地震対策が講じられたきっけかとなっています。

記憶に新しいところでは、2011年3月の東北太平洋沖地震。阪神大震災を経験したことで、建物の耐震性UPなどが進んでいることもあり、地震による直接的な被害は少なかったものの、「地震にに伴う福島原子力発電所の事故(放射性物質の漏えい・拡散)」及び「防波堤が機能しないほどの大津波による大規模被害」が発生。今なお、被害が継続している状況です。

 

住居内で生命を脅かす要素となる「家具」。地震対策が必須要素に。

阪神大震災の時に、「住宅・建物の耐震性」が大きな注目を浴びる要素となったがために、そこに隠されていたといいますか・・印象が薄れていたのが「家具・オフィス機器による死傷者」が多く発生していたということです。

特に住宅に関していえば、家具の下敷きとなってしまったことによる骨折やケガなどはもちろんのこと、そこから動けなくなってしまった(家具の下敷き)ことによって、避難ができなくなった結果、火災などに巻き込まれ命を失ってしまった方も少なくなかったものと考えられています。

そんな「家具やオフィス機器など」が地震災害を招く大きな要素となることが近年あらためてクローズアップされるようになってきました。それは、高層・超高層マンションの供給が増えていること及び三階建て木造住宅の増加があることが要因となっているのです。

平屋建てや二階建て住宅と比較して、10階建て以上の高層・超高層マンションや三階建て木造住宅では、『揺れが大きくなる特性』があります。超高層マンションなどでは、免振構造・制震構造といった揺れを減少させる仕組みとなっているものもありますが、それら構造にも様々な弱点があるもの、揺れの影響はやはり低層住宅と比較すると大きなものとなります。

過去の地震経験や各種地震シミュレーションによって、わかっていることは、高層住宅などにおいて、家具が「2mから4m程度動き回る」ケースがあるということ。”動く”と表現するよりも、”飛んでくる”と表現したほうが適切な状況なのかもしれません。家具の下敷きになる危険だけでなく、家具そのものによる衝撃が大きな危機要素となるということです。

 

 正直、「突っ張り棒による家具の地震対策」では不足。「家具を壁に固定する」ことが必要です。

近年、地震対策のひとつとして、「家具を固定すること」が大切であることは多くの人が知る要素となりました。ただ、一般的には「突っ張り棒での家具固定」が地震対策として印象に残っている方が多いようですが・・・。正直、その方法では地震対策として不足と言えます。

というのも、そもそも突っ張り棒の設置ょ効果的なものとするためには、とても繊細な作業が必要となるんですよね。各家具特性な応じて、突っ張り棒を正確な位置にしっかりと設置する必要があります。少しでも位置がずれていたり、ゆるみがあると地震の揺れに対してほぼ無抵抗といえる状況で、家具が転倒したり飛び回ることが実体験やシミュレーションにて判明しています。

「天井」に固定する突っ張り棒ですが、そもそも天井の耐久性は低いもので、しかもたわみやすい素材・構造ともなっていますので、わりと簡単に突っ張り棒が外れてしまうことがあるんですね。

また、新しく購入したばかりの新居なのに、置き型家具を設置したばかりに、突っ張り棒が目立ったインテリア(みっともないですよね)となってしまっていいんですか?という課題もあります。

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昔からの古い住宅であればまだしも、新居に突っ張り棒での家具地震対策は不釣合いだと思いますがいかかですか。無いよりはましではと思う方もいるかもしれませんが、地震が来たときにすぐに外れてしまうようなものなら、設置しているだけ無駄といいますか、見栄えがわるくなることを考えれば、無いほうがましといえるのかもしれません。

近年住宅において、家具の地震対策となるのは「家具の壁への固定」です。「天井への家具固定」はあまり意味がない(効果的ではない)と考えられています。最善なのは、『家具を壁にビス固定すること』なのです。

 

 置き家具(既製品家具)の壁ビス固定には、コツが必要!

既製品家具の大半が置き家具です。壁への固定などは想定されていない家具ということ。ゆえに、そもそも家具構造的にも、「壁へのビス固定に対応していない」作りとなっているのです。

さらに、近年の住宅(マンション、戸建て住宅)で課題となるのが「壁の構造」の問題。戸建住宅の壁素材も「ベニア板」を使用している物件は少なくなっており、大半が「プラスターボード(石膏ボード)」という建材が使用されています。マンションにおいては、「プラスターボード」もしくは「コンクリート壁」といずれかとなります。

この「プラスターボード(石膏ボード)」と呼ばれる建材は、とてもパサパサな素材で、釘や普通のビスが効かない素材なんですね。プラスターボード専用のアンカービスを使用するか、基本的には、ボードへのビス留めは不可で下地(LGS下地or木下地)にビスを効かせることが必要となります。

同様に、「コンクリート壁」の場合には、一般の人が使えるようなビスは設置不可。基本的には、施工技術者による特殊なアンカービス設置(工事)が必要となります。いずれにしても、自分で対応するには、大変(面倒)ということ。施工業者に設置以来をするのが最善な対処となりそうです。

 

 新築住宅に適した「セミオーダー造作家具」。壁固定を前提に作られています。

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新居の家具計画を考える上で、「地震対策(機能)」と「見栄え(インテリア)」の双方要素が大切なものとなりますよね。そういう意味で効果的なアイテムとなるのが『セミオーダーの造作家具』です。もともと、”壁への固定”を想定した家具となっており、家具自体もビス固定ができるような素材パーツがそろっていたりします。

既製品の家具と比較すると価格はもちろんセミオーダー造作家具のほうが高価なものとなります。しかし、家具としての耐久性が高く、地震に対する安全性(特に子供がいる家庭では大切な要素となるのではないでしょうか)が確保できる家具となることを考えると、価格以上の価値があるものとなるのではないでしょうか。

ゆえに、重量が大きくなりやすい「リビングの収納用家具」や「本棚」「ワードローブ(衣服収納)」は、既製品家具ではなく、セミオーダー造作家具としておきたい要素となります。これらの家具は地震時に大きな被害を与えやすい要素ともなりますからね。

ただ、セミオーダー家具といっても多様な業者(セミオーダー家具業者)が存在しています。建築士としての仕事を通じて、過去に多くの家具業者と仕事をしたことがありますが、業者によって家具の品質や施工対応などには大きな格差があるのも事実。同じ価格であっても、出来栄えに雲泥の差がありますからね。(汗)

ゆえに、現在では「家具の品質(耐久性)」「家具デザインの豊富さ(色・柄デザインの質)」「施工対応の良さ(丁寧&融通の利く対応)」といった要素をすべて満たす家具業者を厳選。そんな厳選した1社(GALLERY収納)のセミオーダー家具を仕事上活用させていただいています。

ちなみに、当方では『セミオーダー造作家具コーディネイト』という業務を行っています。お客様からのご相談に対して、家具計画のご提案をしたり、セミオーダー造作家具の導入に関する各種調整などをしています。直接、造作家具業者へ依頼するよりも、かなりの割引価格でセミオーダー造作家具がご提供できるのも、大きな魅力となっています。

対応地域は、「神奈川県」「東京都」「埼玉県」「千葉県(一部)」となっておりますが、セミオーダー造作家具に関して、何かご質問や計画のご依頼などありましたら、こちらのお問い合わせ(メールフォーム)からお気軽にご相談いただければと思います。

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