安心感を持って行えるキッチンリフォーム方法!

リフォーム

キッチンリフォーム

 

 

住宅の使い勝手を向上させるリフォーム要素!

 

住宅は、時間経過とともに経年劣化していく要素です。時間的な目安としては、新築から「10年後」及び「15年後」がひとつの区切りとなるものです。

特に、「住宅機能的な劣化」は、”見栄え要素”以上に住み心地を悪くしてしまうもの。そんな住宅機能の劣化時期となるのが、10年後or15年後というタイミングとなるのです。

そんな劣化が問題となる主たる住宅機能が「キッチン」「トイレ」「浴室」。これらの要素に機能的な劣化が感じられるようになった時がリフォーム検討(住宅機能の回復・改善)の時期と考えていただければと思います。

実際に、床・壁の仕上げ改善よりも、キッチン・トイレ・浴室をリフォームしたほうが、はるかに住み心地が良くなるだけでなく、住宅の寿命延命にも繋がる要素となりますからね。





最もリフォーム費用に幅があるのが「キッチンリフォーム」

 

リフォームに関連して、最も課題となるのが「リフォーム費用」ではないかと思います。正直、住宅リフォームは、使用する建材が異なれば、価格も大きく変化するもの。さらに、材料費以上に人件費(工事費)などは、業者によっても大きな違いがあったりします。

さらに、「工事の丁寧さの違い」「工事費用に含まれているものと含まれていない要素が混在」していたりと、正直、「価格比較」がとても難しい要素なんですよね。建築士から見てもとても注意深く検証する必要があると感じる要素だったりします。

”野菜”であれば、単純に「税込価格」と「鮮度の良し悪し」を比較すればいいかと思いますが・・。住宅リフォームでは、上記にも記したように「建材価格」の他に、「対象商品に含まれているパーツの有無」「人件費」「工事費用(範囲・仕様の違い)」「工事期間」「丁寧な施工かどうか(施工技術)」など多様な要素が存在しており、厳密に言えば、それらの要素をひとつひとつ比較検討していくことが望まれることとなるからです。

特に「キッチンリフォーム」においては、「システムキッチン仕様」に大きな差(数十万円から数百万円まで幅広い価格帯の商品が存在)がある上に、「キッチンの組み立て・設置工事」以外に「電気工事」「ガス工事」「給排水工事」「解体工事」「周囲の復元工事」と多様な職種の工事が必要なることから、さらに、価格が不明瞭となりやすいんですね。(価格幅が存在するという意味)

 

見せかけだけの「システムキッチン価格」に騙されないように?!

 

リフォーム工事業界には、正直多様な業者が混在しています。いわゆる「悪徳業者」というのも、いまだに存在している業界なんですね。ただ、誤解のないようにしていただきたいのが大半は普通もしくは良心的な業者です。

それでも、キッチンリフォームの内容には、業者によって大きな差が存在してしまうのは、前項でお話したように、「関連するリフォーム要素が多様である」「システムキッチン仕様の多様性」「人件費」「施工技術」といった要素にそれぞれ大きな差があるからなのです。

まず、一番気を付けておいていただきたいのが、単純に提示された「リフォーム価格」だけでは判断しない ということ。特に「システムキッチン本体の価格」だけで、判断しないようにしていただければと思います。

 

重要なのは、「リフォーム総額費用の把握」。

 

キッチンリフォームの依頼先を探す上で、何を基準として比較検討すれば良いのか・・・最も重要視していただきたいのが、「リフォーム総額費用」です。次が「リフォーム工事実績状況」となります。

リフォーム総額費用の内訳といいますか、費用に含んでおく必要がある要素を列記すると下記となります。

 

・現地調査費用(交通費含む)

・システムキッチン本体価格

・配送、設置工事費用

・ガス工事

・電気工事

・給排水工事

・解体工事(既存のキッチンの解体・撤去)

・廃材処分費用(解体キッチンの処分費)

・キッチン周辺回復工事(床・壁・天井の仕上げなど)

 

これらの要素をすべて含んだ金額で比較検討していただければと思います。ただ、一般的に広告・宣伝されている内容(HP上の記載など)は、総額表記とはなっていないものが大半であることは、しっかりと認識しておいていただければと思います。解体工事や補修工事などは、現地調査をしてからでないと把握できませんからね。

一般的に”普通”と判断できる価格帯としては

■壁付きキッチンのリフォーム工事概算費用の場合
・間口1800mmのキッチン: キッチン本体20万~80万円+工事費20万~40万円
・間口2550mmのキッチン: キッチン本体30万~100万円+工事費25万~50万円
※システムキッチン本体は普及品を想定。
※工事費には既設キッチン解体撤去・処分費、床及び壁の標準的な補修工事、給排水工事、電気工事、ガス工事を含む。

 

がひとつの目安となるかと思います。

 

近年おすすめのキッチンリフォーム関連情報

 

基本的に、お部屋全体のリフォームを検討する時には、私のような建築士にリフォーム計画を依頼した上で、リフォーム計画を策定。施工業者を別に選び(この場合建築士と相談しながら)、リフォーム工事を行うのが、安心感の高いリフォームとなるものです。

しかし、建築士の私が言うのも何ですが(笑)。「システムキッチンの入れ替えリフォーム」のみであれば、建築士にリフォーム計画を依頼することなく、直接「キッチン専門のリフォーム業者」に依頼する方法をおすすめしたいと思います。

そのほうが、とても手早く・スムーズに、しかも割安でキッチンリフォームが行えるからなんですね。

ポイントは「キッチンリフォームを専門的に行っている業者」を選ぶこと!これが重要な要素です。

昔は、あまりリフォーム分野は細分化されていませんでしたが、今は、細分化されたリフォーム業者が存在しています。正直、キッチンといった部分的なリフォームに関しては一般的な工務店や大手リフォーム業者などに依頼すると、少々割高となるもの。

近年、キッチン・トイレ・浴室といった部分的リフォームに関しては、専門的な業者へ依頼することが、効果的なんですね。

例えば、私が建築士としての仕事においても、時折、活用&ご紹介したりするのが、こちらの専門的なキッチンリフォーム業者(公式HPはこちらから)です。

システムキッチン本体の販売と施工を共に行っている業者で、画期的なのは「総額表記のリフォーム価格」となっていること。これは、とても安心感の持てる要素と感じています。なかなか、概算段階から総額費用が把握できるところは、ありませんからね。気軽に見積もり依頼だけでも、してみてはいかがでしょうか。

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2016年6月27日リフォーム

Posted by baum